なぜいじめは無くならないの?いじめが起きる原因と対策について解説します。

夕日と女の子
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平成30年度に認知されたいじめの件数は54万3993件で過去最多だそうですね。

件数も前年度から大幅に増えているそうです。

いじめはよく社会問題として取り上げられ、そのたびに議論を呼びますが、世の中からいじめがなくなる気配はありません。

なぜいじめは発生し続けるのでしょうか。いじめを無くす方法はあるんでしょうか。

それはいじめが起きる原因と密接に関連しています。

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いじめがなくならない理由は、いじめを行うことで利益が発生するから

僕が学校に通っていた頃、いじめの加害者グループの一人がクラスメイトたちの前でいじめは良くないという主張をしているシュールな光景を目にしたことがあります。

大抵の人間は、いじめをよくないことだと認識しています。

しかし頭ではよくないことだと分かっていても、それを理由にしてやめることはないんです。

どうしてだと思いますか?

それはいじめを行うことで、加害者側にとって得になることがあるからなんです。

仲間と団結できる

飲み会で人の悪口で盛り上がるのは組織の団結力を高めるために必要なことである。

社会に出てから、そんなことを悪びれもせずに断言している人を見たことがあります。

確かにその通りかもしれません。

悪口大会を開くことでその場にいる同僚たちとの距離が縮まることもあるでしょう。

それは共感するという行為が相手に親しみを感じさせるからです。

人は共感し合うことで結束を強めます。

それはいじめにも当てはまります。

共通の敵がいることは互いの共感に繋がり、そして共感は仲間内の団結力を強固にします。

これはいじめを行うことによって享受できる加害者にとっての明確な利益です。

仲間との絆を育めるから。みんなの気持ちをひとつにできるから。

だからいじめは気持ちいいんです。

いじめが個人ではなく集団によって行われることが多いのがそのいい証拠ではないでしょうか。

娯楽、息抜きになる

人間いつでも楽しいことを求めてます。笑えることを探してます。

いじめは身近にある娯楽になるんです。

過去に遭遇したいじめを思い出してみてください。

加害者側はみんな楽しそうにしてましたよね。

心を痛めながらいじめる人はいません。

必ずその人間の中には楽しいという感情があります。

気に入らない人間を排斥する行為を、いじめ加害者は単純に楽しんでいるんです。

傍観者が得る利益

いじめは加害者が一部で、大半が傍観者であることが多いです。

では傍観者は当事者ではないのになぜ救いの手を差し伸べたりいじめの事実を報告しないのでしょうか。

いじめが悪いことは当然理解しているにも関わらず、そういう行動に出る人はほとんどいません。

大抵の人は傍観することに決めます。

それはいじめを否定しない、傍観するという立場を示すことで、自分が安全な立ち位置を得ることができるからです。

いじめをする人間っていうのはたいてい発言力の強いグループに属していたりします。

教室のなかで権力を持っている彼らにおもねる態度を取ることで、自分が同じ目に会う危険を回避してるということです。

つまり自分の利益のためにいじめを傍観するという選択をしているんです。

誰だっていじめのターゲットになるのは嫌ですからね。

いじめは衝動的ではなく打算的な行為

以上のように、いじめを行うことには自分が気持ちよくなるための様々なメリットがあるんです。

いじめ加害者がなぜ陰湿ないじめを好むのか分かりますか?

単純に気に入らないだけなら、分かりやすく暴力に訴えてもよさそうなのにと思いませんか?

文部科学省が公表している「平成30年度児童生徒の問題行動・不登校等生徒指導上の諸課題に関する調査結果について」では、平成30年度におけるいじめの認知件数は543,933件であるのに対して、暴力行為の発生件数は72,940件となっています。

いじめが暴力にまで発展するケースは意外と少ないことが分かりますね。

その理由は、いじめによってせっかく利益を得ていたのに、暴力を振るうことで逆に不利益をこうむる事態になってしまうことを知っているからです。

ニュースで報道されたりSNSで拡散されるいじめの手口にはひどく暴力的なものが多いです。

人の目を引きやすく、なおかつ被害者の体に痕跡の残る暴力は大きな問題に発展しやすいんですね。刑事事件に発展する可能性も否めません。

だからいじめは、慎重に陰湿に行われるんです。

よくいじめ加害者が「軽い気持ちだった」とか「そんなに嫌がるとは思ってなかった」みたいな発言をしてるのを見かけますが、それらは全部嘘ですよ。

加害者側は、大きな問題にならないように加減をしなければならないことを知っています。

自分たちに不利益が降りかからないよう注意を払ったうえで行われているのがいじめなんです。

つまり頭のなかでは全部計算してるってことなんです。

いじめをなくすことは可能か?

以上のような理由から、いじめをなくすのは不可能だと判断できます。

世の中からいじめを消失させるのも無理ですし、現在進行系のいじめをやめさせることも無理だと思ったほうがいいと思います。 

なぜなら加害者側はいじめが道徳的に正しくないことは百も承知だからです。

承知していながらも、自分たちが気持ちよくなるために行っているわけですから。

説得や話し合いで解決できることではないです。

不良といじめられっ子が仲良くなるような漫画みたいな出来事は現実には起こりませんよ。

起こらないことだからこそ人を惹きつける物語になるのかもしれないですけどね。

加害者が自分の利益のためにいじめを行ってる以上、待っていればいつか心を入れ替えてくれるなんてことは絶対にありません。

頑張れば、努力すれば、誠心誠意訴えればいじめがなくなると考えているのであれば、そういった期待はしないほうがいいと思います。

いじめから逃れるための対策

いじめを止めることができない以上、いじめから逃れるための方法は、文字通り逃げることしかないと思っています。

いじめがないよう一日中監視をつけておくことはできないですし、学校にも期待できないことは数々の報道から明らかです。(一部分の質の悪い教師が目立っているだけなのかもしれませんが)

だからいじめから確実に逃れるには、いじめを行う人間から離れるしかありません。

学生だったら学校を欠席する、転校する、休学するといった方法ですね。

でもそこにたどり着くまでにも大きな障害があるんです。

その点については別の記事で書こうと思います。

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