元ひきこもりでも簡単に出来る、人と接する事への不安を解消する方法。

椅子

人と接することが怖い。不安。恐ろしい。

そのように感じる方はどのぐらいいるのでしょうか。

引きこもりから社会復帰したときの僕も、そういった人間のひとりでした。

当時はあれこれと思い悩んだりもしましたが、あるときその不安は簡単に解消することができることに気づきました。

このページでは、元ひきこもりが実際に試して効果を感じた対人不安を解消する方法について説明していきます。

人と接することに不安を感じてしまうのは健全な状態ではない

自分なんかがうまく話せるだろうか。
嫌われてしまったらどうしよう。
傷つくぐらいならなるべく人と関わりたくない。
この場から早く逃げ出したい。

人と接するときに、そういった不安を感じた経験はありませんか。

対人恐怖症の定義について、広辞苑には以下のように記されています。

人に会うことや人の中に出ることに不安を感じ、人を避けようとすること。また、その症状。

広辞苑から引用

この内容に思い当たる節があるという方も多いのではないでしょうか。

対人恐怖症というほど重かったのかどうかは分かりませんが、僕も同じような状態でした。

冒頭に書いた不安は、僕が引きこもり生活から社会復帰をしたときに職場で感じていたものです。

単に職場の同僚と話をするだけなのにこのような不安を感じてしまうのは、とても正常な状態とはいえません。

社会で生きていくためには、他人とのコミュニケーションは避けては通れないものです。

それなのに人と接することにいちいち不安を感じていては、毎日はストレスでいっぱいになってしまいます。

それでは対人不安はどのように解消していけばいいのでしょうか。

まずは原因から考えていきます。

対人不安の原因

人と接することに不安を感じるということは、人と接することで自分が何らかの損害を受けることを恐れているということに他なりません。

つまり人に対して不安を感じるのは、失敗(嫌われたり笑われたり変に思われたりすること)を恐れているからであり、

失敗を恐れるのは自分に自信が無いからであり、

自分に自信が無いのは自分の社交能力の低さを恥ずべきものであると思い込んでいるからです。

要約すると、対人不安を感じる原因は、

自分の社交能力が劣っているため相手に迷惑をかけてしまうのを恐れているから。あるいは自分が傷つく可能性を恐れているから。

ということになります。

対人不安を解消するために必要な3つのこと

では対人不安を解消するにはどうすればいいのでしょうか。

重要なのは、自分の中の意識を変えることです。

自分で自分のことをおとしめていては、改善されるものもされません。自分を下げる思考を少しずつ前向きな思考に戻していく必要があります。

具体的には以下の3つのことを意識できるようになれば、気持ちが前向きになって対人不安は解消されます。

ついでに自分への自信のなさも少しずつ薄まっていきますよ。

  • 社交能力が低いことは恥ずかしいことでも悪いことでもないと理解すること。
  • 自分と周囲の人間は対等であることを理解すること。
  • 失敗は誰にでもあることを理解すること。

それではひとつずつ説明していきます。

社交能力が低いことは悪いことではないと理解する

社交能力が低いからといって自分を卑下する必要はまったくありません。コミュ力がないことは悪だという思い込みは捨てましょう。

たとえば誰にでも好き嫌いがあるように、得意なことや不得意なこともあります。

運動が得意な人もいれば、苦手な人もいます。その一方で絵を描くのが得意な人もいれば、苦手な人もいます。ちなみに僕はどっちも苦手です。

ではこのとき、運動が得意な人の方が苦手な人よりも優れた人間であるといえるでしょうか。

決してそんなことはないですよね。

なぜなら運動が得意な人にも別の苦手な分野があり、運動が苦手な人には別の得意な分野があるからです。

たまたま目に入る一部分だけを見て、あの人よりもこの人のほうが価値があるというように判断することはできません。

また苦手なことというのは必ずしも克服しなければならないものではありません。

絵を描くのが苦手な人に対して、うまく描けるようになるまで練習するべきだとはいわないですものね。

これはコミュニケーションにおいても同じことです。

もし自分の話が下手くそだったりユーモアの欠片もなかったとしても、それだけを持って自分に価値がないことにはなりません。

もちろん話がうまくなるまでトレーニングを積んで克服しなければならないなんてことにもならないのです。

なぜなら僕たちはただ話をすることだったり空気を読むことが、単に不得意なだけなのですから。

これは適正や個性の話です。人間力を推し量るための物差しにはなり得ません。

だから自分はうまく喋ることも出来ないからだめ人間だとか、自分が恥ずかしいとか、人よりも劣ってるとか、コミュ力がないせいで周りの人に迷惑をかけて申し訳ないとか、そんなことを考える必要はまったくこれっぽっちもないということです。

対人スキルが高ければいいってものではありません。多少口下手だとしても、自分の考えを一生懸命話せばいいじゃありませんか。何の問題もありません。

社会ではコミュニケーションに対する比重が大きいため、対人能力が苦手であることが目立ってしまうこともあるかもしれませんが、それを理由にして自分を下げる必要はないのです。

苦手なことがあったとしても、そのことに何の問題があるわけでもなく、恥ずかしさや劣等感を抱く理由にはなり得ないことを理解してください。

自分は目の前の相手と対等であると理解する

たくさんの人に囲まれていると、不意に周りにいる人たちに引け目を感じることがあります。

その原因はなんでしょう。

経歴でしょうか。能力でしょうか。仕事の速さでしょうか。話し相手の多さでしょうか。

一見すると、彼らはとても優れた人間であるように見えるかもしれません。

しかし先程説明したように、自分になにか苦手なことがあるからといって人より劣っていることにはなりません。(苦手なことでも頑張る姿勢というのが人に好印象を与えることもあります。)

周囲の人たちが無条件に自分よりも格上の優れた人間に見えてしまっているとしたら、それは自分に対する評価が不当に低くなっている証拠です。意味も無く自分を卑下する習慣を意識的に改善しましょう。

完璧な人間などどこにもいません。

どんなに仕事ができるように見えても、必ずどこかでミスはしています。

休日はだらだらと無気力に過ごしているかもしれませんし、ギャンブルに嵌まって抜け出せなくなっている人だっているかもしれません。

人間ですから、完璧であることなどあり得ないのです。

漫画や映画などの創作された物語を見ていただければ分かりますが、どんなに人間力が高そうな登場人物にも必ず欠点が設定されているはずです。

それは人の性質として、自分とあまりにかけ離れた完璧な人間には感情移入できないからなのです。

あなたが完璧でないのと同じように、目の前の相手もまた完璧ではありません。

あなたと相手は対等な関係であるわけです。

変に物怖じしたりせずに、堂々と振る舞うことを意識してください。

失敗は誰にでもあることを理解する

対人面で不安を感じてしまう最も大きな原因は、自分の未熟な社交性で人と接することで迷惑に思われたり嫌われてしまったりしないだろうかという心配にあるのではないでしょうか。

それは当然の心配のように思われます。職場での人間関係が悪くなってしまうと、その後の職場での生活で余計なストレスを感じることになってしまうからです。

しかしその心配は、するだけ無駄でもあるのです。

もしコミュニケーション能力が高ければ、人間関係に悩むことなくストレスフリーの生活を満喫できるのでしょうか。

以下はエン転職が行った、1万人に聞く「職場の人間関係」意識調査―『エン転職』ユーザーアンケート―の統計結果です。

今までの職場で、人間関係に難しさを感じたことはありますか?

という質問に、84%の人が「ある」と回答しています。

つまり大多数の日本国民が、社会生活を送るうえで人間関係には多少なりとも苦慮しているということになるのです。

この調査結果からは人間同士のコミュニケーションは決して思い通りにはならないものであることが分かります。

人間関係で悩むのはなにも元引きこもりだけの特別なことではないのです。

というわけでもし仮にコミュニケーションに失敗したとしても、それほど気にする必要はありません。そんなことは全国的に日常茶飯事で起きていることであって、珍しいことではないからです。

また人間関係にトラブルが起きたとしても、それはあなただけが原因ではありません。相手がいる以上は必ず相手の方にも原因はあるのです。

コミュ力が高かろうと、人としてどんなに魅力的だろうと、トラブルは起こるし悩みも出てくるものなのです。

すべての人に好かれることはできないというのはよく耳にする使い古された言葉ですが、それは真理を表しているからです。

人間関係での失敗は誰にでもあるのです。

だから余計な心配などすることなく、自分の信念に従って正しいと思う通りに胸を張って行動すればいいのです。

これは個人的な印象になりますが、引け目を感じておどおどしているよりも堂々と振る舞っていたほうが好感を持ってくれることが多い気がしますよ。

最後に

社交能力が低いことは恥ずかしいことでも悪いことでもないこと。

自分と周囲の人間は対等であること。

失敗は誰にでもあること。

この3点を意識するだけで毎日のストレスは格段に解消されますよ。

ネガティブ思考を少しだけ前向きに修正するだけなので誰にでもすぐに実践できます。ぜひ試してみてくださいね。

自分で自分をおとしめる行為には何の得もありません。泰然自若でいきましょう。

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